- 食生活を見直したい!
- ベジタリアンやヴィーガンになる理由も自信ない
そんな方の選択肢として、肉は食べず魚と野菜を食べるペスカタリアンという食事スタイルがあります。
この記事では
- ペスカタリアンとは何か?
- ペスカタリアンのメリット/デメリット
- 筆者のペスカタリアンとの出会い
- 「ゆるペスカタリアン」生活
をご紹介します!
ペスカタリアンとは?肉を辞めて魚・野菜を食べる食習慣

ベジタリアン、ヴィーガンをはじめとして食スタイルが多様化してきています。
魚も食べる菜食主義と表現される「ペスカタリアン」もそのうちのひとつ。
ベジタリアンのひとつと言われることもあれば、正式にはベジタリアンではないと言われることも。
なんでベジタリアンになるの?
肉も魚も野菜も食べる、そんな食生活を送っているとなぜわざわざ美味しい肉や魚、卵など我慢するのか不思議に思いますよね。
「菜食主義」と言われると、すごく厳しいイメージちょっと身構えて考えてしまうかかも…
ベジタリアンやヴィーガンになる目的・きっかけ
主に次の目的やきっかけがあると言われています。
- 動物愛護
- 環境破壊の防止
- 健康志向
動物愛護の観点については「動物はダメで魚や植物はいいのか?」とかデリケートな議論があります。
個人的には自分でしっかりと調べて考えて決めればいいと思っています…。
野菜が自分に合っている人もいる

食べ物を選ぶときにはアレルギーなど個人の体質の他にも、嗜好、習慣、宗教によって選択が異なります。
そのため、これがベストというのは個人で異なるのは当然です。
野菜を食べる生活を続けて自分が輝けるのであればそれがベスト。
でも、動物性タンパク質の不足や質の良い油が取れず健康を損なわないようには注意が必要です。
自分自身と向き合って、なんとなく食べるのではなく必要なものを選んで食べるという習慣を身に着けることが必要なのではないでしょうか?
そのためにはまず知ることが第一歩です。
ペスカタリアン とベジタリアン、ヴィーガンの違い
ペスカタリアンを正しく理解するには、他の食習慣との比較をすると分かりやすいです。
ペスカタリアン | ベジタリアン | ヴィーガン | |
肉 | × | × | × |
魚介類 | ○ | × | × |
乳製品 | ○ | ○ | × |
卵 | ○ | ○ | × |
ご覧の通り、肉だけ控えればあとはOKなのでベジタリアンよりも気軽にチャレンジできそうです。
厳格に実践してみようと思うと、既製品や外食など注意が必要。
なぜなら、目に見えて肉が入っているものは分かりやすいですがポークエキスやチキンエキスなど「肉由来の旨味成分」が加えられているものが多いからです。

個人的な意見としては、目的に応じてどのくらい厳密に実践するか決めれば良いと考えています。
ペスカタリアンに興味をもつきっかけ
ペスカタリアンに実際になった人の体験記を読んでいると次のようなきっかけで興味をもったようです。
- 動物が食肉に加工されるドキュメンタリーをみてあまりのひどさに肉を食べたくなくなった
- 年齢を追うごとに肉を食べる食生活に疑問を感じた
- 遺伝子検査などで肉があまり体質に合っていないと知った
- 肉を抜いてみたらどうなるか試してみたかった
またペスカタリアン生活を始めてみて違和感を感じたら、肉も食べる生活に戻ってもOKとゆるく始めた方もいました。
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ペスカタリアンのメリット・デメリット
ペスカタリアンという概念や興味を持つきっかけについてご理解いただけましたか?
ではペスカタリアンとして生活すると自分や社会にどんなメリット・デメリットをもたらすのでしょうか?
メリット
ペスカタリアンは次のメリットから健康志向の方に、注目されることが多いです。
- 身体が軽くなる
- 消化に負担がかからない
- 肉が体質に合わない
- 栄養バランスを保ちやすい
- 従来の食生活の延長で取り組みやすい
もともと
- 肉を食べると胃がもたれる
- お腹にガスがたまる
といった症状をものでお肉が特別好きではない人も意外と多いですよね。
特に日本ではいろんな魚料理が楽しめるので魚好きの人がペスカタリアンになってもなんの違和感もありません。
元ブルゾンちえみさん、こと藤原史織さんはペスカタリアンだそうです。
元ブルゾンちえみの藤原史織が、2年前から「肉を食べない生活」を始めた理由
“ビーガン”とか
“ベジタリアン”とかはいはい、そういう系ね
とカテゴライズされて
面倒くさがらることを恐れ、
肉を食べないことを言えずにいた。でも
無理しなくていいんだ
そう思える仲間ができたこと。それが嬉しかったこと。 pic.twitter.com/mTr2PlPrZV
— 藤原しおり🇯🇵 (@FujiwaraShiori) April 23, 2020
デメリット
一方で、これまでの食事にある種制限がかかるため次のことがデメリットと言えます。
- 外食が制限される
- 一緒に食事をする人に気を遣わせてしまうことがある
もし厳格に肉なし生活をしようと思うと、使われている出汁に肉由来のものがないかチェックしたり、成分表を見たりすることになるため面倒が増えます。
成分表をみる習慣がつくと、動物性云々の前に市販のものはショートニングやマーガリンなど植物油脂が入ったものばかりで買うのをためらってしまいます。(節約になる)
おまけ:筆者がペスカタリアンに興味を持ったワケ
2019年10月、会社員生活を抜け出して人生のブレークタイムを自主的に確保した(ニート)わたしは友人を訪ねてモロッコへ旅に出ました。
イスラーム美術に魅了されている者としてモロッコは是非訪れたいとかねがね思っていました。
旅のハイライトはなんと言っても「サハラ砂漠」へのツアーです。
モロッコと言えば!!ということで憧れる人も多いのでは…?
そんなサハラ砂漠ツアーは2泊3日のツアー(市街地からサハラ砂漠遠すぎね…)
一緒に参加するメンバーとの一期一会も旅の醍醐味です。
とあるランチタイムのこと、道の駅的な食事処で選べるメニューは大体「肉(チキンかマトン)」「野菜」「卵」から選べというスタイル。



車旅で身体はヘトヘトだし、楽しみはこのランチタイムくらいしかない…
ヨーロッパではペスカタリアンも一般的?
「ぐぬぬ…どれにしよう…」と悩む日本人の横でポルトガルの港町からやってきた女性がこう言っていました。
「わたしはベジタブルメニューにする。」
完全なベジタリアンって訳ではないの。魚はたまに食べるの、けど肉は食べないの。」
その時は



そうか〜ヨーロッパはベジタリアンの人多いイメージだけど完全に振り切る必要もないのか〜!
自分なりのスタイルがあるのいいね!
とだけ思っていました。が、これはつまり彼女はペスカタリアンだった可能性が高いです。
後日ネットサーフィンをしていると、ヨーロッパで同じような体験をしている人の記事もあったのでヨーロッパでは日本よりも認知度が高いのかもしれないですね。
まあ、「ペスカタリアン」と名前をつけて主張したり、カテゴライズされることに安心したり、それって目的ではないですよね。彼女みたいに自分の趣向・ライフスタイルのひとつとして気軽に実践してみるといいと思いました。
日本人はよく考えたらもともとペスカタリアン気味な生活?
翌月、わたしは7年超えの時を経てしばらく実家暮らしすることに。
実家で母が作ってくれる食事をとることになって数日、あることに気づきました。



…お肉が出てこない。笑
わたしはお肉が結構好きで、会社員時代は家でステーキ焼いて食べるような人間でした。
近年のサラダチキンブームとか赤身肉ブームで、低脂質・高タンパクなお肉をよく食べるようになりました。
けれど、よくよく思い出したら高校生まで育った実家のTHE和食な食卓はほぼ魚と野菜で構成されていました。
お肉も全く食べない訳ではないけれど、出たとしても量が少ない。笑
個人的な事情として、親戚や身の回りに農家や漁師がいるため野菜や魚が供給される仕組みが整っていることがあるからかもしれません。
あとは、家族はみんな魚や野菜が好きみたいです。わたしの家の遺伝子はそうなっているのかも…笑
そんな食生活が意外にも苦ではなく、自分が「毎日お肉を食べたい!」と思っていたのは幻想だったのかしらと思ったほどです。
しかし、野菜で満足できる食事の大きな理由は野菜も魚も新鮮で味が濃くて美味しいということがあります。
野菜がメインディッシュになることに感動してたけど、よく考えたら実家の食卓は野菜がメインでした。これって幸せなことだったんだなあと。
ゆるくてもOK!自分にあった食生活が1番


なんかベジタリアンとかペスカタリアンとかちょっと覚悟を決めないとなれないというか自分には縁がないかなと思っていました。
けれど、このような一連の体験をしてできる範囲でやってみてもいいし、意外と気軽にできることを実感しました。
そして実家に戻ってきてからは、お酒をほとんど飲まなくなったこともあり2kgほどするり痩せるという嬉しいメリットもありました!!
ちょっと一度本格的に肉抜き生活をしてみたい所存です。
追記:「ゆるペスカタリアン」自炊生活を実践中
毎日の食事は、ほとんど自炊。
たまの外食ではお肉を食べることもありますが、魚メニューを選ぶことが増えたかな。
お肉=家族や友人・知人との楽しい時間を過ごす、シェアすべきもので動物の命とその時間に感謝していただく
というように考えるように自然となりました。
ひとりで食べることが多い毎日の食事は、消化の良い野菜中心のメニューとたまにお魚をいただくことで本当に十分だなあと日々感じます。
消化不良や肌荒れに悩むことがなく毎日身体が軽く、ヨガやお散歩など身体を動かしたくなるように変化しました。
お肉を食べない分、タンパク質が不足しがちなので
- 豆由来の食品
- プロテイン
- 魚
を、よく食べています!日々のお料理はInstagramによくアップしているので是非チェックしてみてください♡
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